こんにちは!
しろくまスタディセッションのコヤマ ケイコです🐻❄️✨
今日は2024年に改定してしまった(💀)「英検1級一次試験対策の方針」の全容をまとめます!
これは以前からの方針を軸にしながらも、2024年第1回、第2回試験を終えて、改定後の受講生さんの様子をベースに書いているものです。
これまで、英検1級の素点はリーディング41点、リスニング27点、ライティング32点でした。それぞれがすべてCSEで850点に換算されるので、実質、リスニング➡ライティング➡リーディングの順で換算率が高かったため、リスニングが7割そこそこ、ライティングで8割以上取れば、リーディングが5割だとしても合格は余裕でしたね。そしてライティングが自由英作文一本だったので、ちゃんと対策を積めば、わりとすぐ8割達成できました。
しかし改定後は、素点がリーディング35点(語彙22点、読解13点)に、ライティングが64点(英作文と要約でそれぞれ32点)になりました。リーディングが5割でも合格できるというのは変わらないんですけど、要約が入ったことによって、ライティングで8割以上稼ぐのが大変になってしまいました!おまけに要約が入ったことで、試験時間も全部をきっちり解くには無理があるものになり、、(英作文も要約課題も、ほとんどの平成以前に生まれた大人の方は、学校で習っていないので当たり前です!)
現時点では、以下の最低点数での素点計算、その素点を取るための時間配分をオススメしています。
[素点計算]
リスニング19/27点以上(CSE点の目安:685点)70%以上
ライティング51/64点以上(CSE点の目安:704点)80%以上
リーディング17/35点以上(CSE点の目安:640点)48%以上
=2029点
[目標素点を可能にするための時間配分]
・英作文…40分
・要約…30分
・語彙問題…15分
・リスニングPart 3…5分
・残りの10分はライティング課題の見直しorリーディングPart 2か3実践(読解が得意な方)
[ポイント]
・CSE点の換算は若干前後するため、実際には、各分野でプラス1点ずつ取れると安心安全!
➡リスニング20点、ライティング52点、リーディング17点
・読解素点は期待できないから、語彙で22問中17点取れるように仕上げる。
・読解に自信がない方は、急いで読解問題に取り組むよりも、ライティングの見直しをして細かいミスをゼロにするように努めるほうが結果として総合点を上げやすい。
・英作文と要約、どちらかがオール5点でも、もう片方が満点に近ければ、問題なく8割取れる。つまり、まずは得意なほうを極めて半分のスコアを確実に取りに行き、苦手なもう一方で、できるだけ得点できるように対策することが大事。
新しく追加された要約課題を30分で終えるというのが大変だと思います。それを実現するには、
・速読(=さっと読んで概要を理解)する力を鍛える【構成観点】
・情報の取捨選択を考えるうえでのセオリーを事前に把握しておく【内容観点】
・短くまとめるための文法力を養う (副詞節、副詞句、後置修飾、名詞句など。※文意を勝手に変えないようにするために、英作文よりも、厳密な文法理解が必要です)【文法観点】
・使用する語彙をある程度パターン化しておく【語彙観点】
これらのポイントを抑えて練習ができるといいです🎵
要約問題で概要をさっさと掴む練習をすれば、読解問題やリスニングPart 2にも活きてきます!
なお、未知語があっても気にせず読み続けるのが大事です!調べるクセがある場合は捨てましょう。
また、詳しくは今後の記事で書いていきます!