ライティング・ビデオセッション リニューアル！

ウェブニュースで「英検2級で上智大学に合格した生徒」のストーリーを読みました。その生徒は「幼少期にペットを飼育したことが養護性に影響するか」という、誰も研究していない独自の問いを立てることで差別化を図り、英検２級だとしても合格を勝ち取ったという話でした。（「英検2級で早慶上智ICUに合格する総合型選抜受験生の「志望理由書」の秘訣」というニュースです！）

この事例から分かることは、「英検１級」といった英語力の指標だけでなく、「柔軟な思考力」もまた評価につながるということです。

 

探究活動を行いたいと思ってきたこともあり、わたしもこの「柔軟な思考力」を重視してきました。

特に未成年者さんとのレッスンでは、英検英作文だとしても、子どもならではのアイディアの独自性を重視しています！（もちろん論点がズレてないことも重視しています「子ども相手だとしても指摘内容に妥協がないので、厳しいけどタメになる」と、最近、１級対策中の母娘さんからご好評いただきました）

これからの時代に求められるのは、表面的な賛否両論を超えた深い洞察力と、自分ならではの視点を持った表現力です。

そのため、これからのライティングのビデオセッションをリニューアルすることに決めました

 

新しいライティング・セッションの３つのフェーズ

「なぜこのトピックが今、重要視されているのか？」からライティングビデオセッションをスタートします！

たとえば「より多くの人が菜食主義になるべきか？」というトピックなら、環境問題、動物福祉、健康問題、食料問題など、背景にある多面的な課題を探ります。

受講生さんは単に「賛成・反対」を考えるのではなく、社会の変化や問題意識の根源を理解することで、書く内容に深みと説得力が増していきます

また、表面的な事実だけでなく、その背景にあるストーリーや文脈を理解することで、より深いレベルでの思考を促していきたいと思っています

その中で、受講生さんの独自のアイディア、つまり「なぜそう考えたのか」「どうやってその発想に至ったのか」という思考の道筋を大事にします。

（これは、「書かれた文章」を添削するのみであるAIには、今のところできないことだったりします）

 

フェーズ１で得た深い理解をもとに、自分なりの意見を論理的に構築します。

「メインポイント」「理由」「具体例」「結果」を用いた、しろくま式論理構成に基づいて思考を促します。

これによって、主張にブレのない構成力と説得力のある意見の組み立て方を習得することができます。

また論理マーカーを正しく用いた英作文の経験を使うことで、リーディングやリスニングにおける構成の理解も深まります

 

練り上げた内容を、まずは自分の英語力だけで英文にします。

ここが本当に大事で！なぜかというと、自分の言葉で表現することで、試験本番でも自信を持って対応できる力が養われるからなんです。自分の考えを自分なりの英語で表現する練習を積むことで、試験中に予想外の質問やトピックに出会っても、落ち着いて自分の意見を述べることができるようになります。

そのオリジナリティを大事にしつつ、わたしのほうで、どんなふうに表現したら「より分かりやすいか」、「より得点に繋げやすいか」という視点を持って、アドバイスをしていきます。

特に小学生さんの場合は、日本語でのアイディア出しをせずに、いきなり英語で書くことも多いので、フェーズ２と３は１つのカタマリになっていることも多いです。

 

新しいライティング・セッションでは、以下のようなスキルが習得できるようになることが、さらに期待できます！

 

独自の視点と深い洞察を持った英作文が書けるようになります。

これは英検だけでなく、大学入試、将来のビジネスシーンでも大きな強みになります英検合格だけにとどまらない「深い学習」を実現します。

 

与えられた情報や前提を鵜呑みにせず、「なぜ？」「本当にそうなのか？」という疑問を持つ習慣、つまりクリティカル・シンキングの力が身につきます。これは英語だけではなく、生涯にわたって役立つ知的な資質です。

 

英作文のトピックを通じて、現代社会の課題に関心を持ち、「自分事として捉える」意識が芽生えます。

これは将来のグローバルリーダーとしての素養につながります。

また、「自分で考える」「考えるために知識を思い出す」ということは、表面的な暗記や模倣ではなく、論理的思考に基づいた学習なので、応用力が高く、様々な問題に対応できるようになります。

このリニューアルにより、しろくまスタディセッションは、ますます「英語の技術を教える」だけでなく、「英語で思考し、表現する力を育てる」サービスに発展すると思っています

初めてのビデオセッションのご利用には、ぜひLINEやCONTACTからのお問い合わせください！
お待ちしております！