「やらなきゃいけない」とわかっていても「やれてない」!?

こんにちは!しろくまスタディセッションのコヤマケイコです🐻‍❄️✨

本来「今やるべきこと」を後回しにしてしまい、代わりに楽なことや関係のないことに手を出してしまっていませんか?たとえば、英語の宿題をやろうと思っていたのに、ついYouTubeを見始めてしまったり、部屋の片付けを始めてしまうことはありませんか?「やらなきゃ」と思いながらも、なぜか他のことに逃げてしまう…これが先延ばしの典型的なパターンです。一見「時間の使い方が下手だから」と思われがちですが、実は心の中の感情が大きく関わっています。

人が先延ばしをしてしまう主な理由は、不安や自信のなさ、退屈さ、そして完璧を求めすぎる気持ちです。たとえば、リスニングが苦手で「何度もやり直すのが嫌だな」と思い、音声を流して聞き流すだけにしてしまう。英作文が難しいから「今日はまとめてやろう」と言い訳して後回しにする。単語帳を開いても、最初の10分でスマホに手が伸びてしまい、気づいたらSNSを見ている…。また、スピーチ練習が苦手な人は「時間ができたらやろう」と思いながら、結局本番直前まで練習しないことも多いです。こうした行動は、実は「やりたくない」のではなく、「不安や面倒な気持ち」から逃げているだけなんです。

※もしかしたら優先順位が定まっていなくて先延ばしをしている場合も!特に中高生さんの場合、定期試験・お稽古・部活・英検など、毎日やるべきことがたくさん重なっていると、「今日はどれを優先すればいいんだろう?」と迷ってしまい、結果的にどれも進まない=先延ばしになってしまうことが多いです。この場合は、先延ばしの原因は「感情」ではなく、「タスクの整理や優先順位付け」になります!

心理的な原因に話を戻します。英検1級など何度の高い試験の受験者ほど、「こんなレベル…と思われたくない」という気持ちが強くなりがちです。「もうすぐで1級ホルダーになるかもしれない」という、自分自身への期待が高まることで、かえってそれがプレッシャーになってしまうんです。その結果、「もっとできて当然」と思い込んでしまったり、間違いや失敗を見せるのが恥ずかしくて、特にスピーキングやライティングなどアウトプットの練習を避けてしまうことがあります。

実際、上手にできるようになるためにレッスンしているにもかかわらず、わたしの前でスピーチするときに、過度に謙遜したり自己批判したりする人も!そしてできないことへの謝罪も!自己批判や謝る必要はゼロなんですが、ついついなのか、しちゃう方多いです👀

また、他の受験者や試験管に「レベルが低い」と思われたくないという不安から、「今さらこんなミス…」と自分を責めてしまい、練習自体を後回しにしてしまうことも少なくありません。

でも自己批判に貴重な時間的リソースを割くのはもったいない!結局この気持ちは結果に繋がらないので😂マインドセットから改善していきたいですよね!そのためにはまず、「課題に対する自分の今の気持ちを理解しよう」と思うことです。3ヶ月など長期的にスピーチ対策される方とは、この「マインドセット」に取り掛かることが多いです。

というわけで、先延ばしは「やる気がない」からではなく、心の中の不安や面倒な気持ちが原因です。でもこの気持ちに対処できないわけではありません✨悲観的になることはないですよ✨

コヤマ ケイコ

Shirokuma Study Session
English Learning Designer

しろくまスタディセッション代表。英語教育・学習マネジメントがテーマの個人事業主です。英語の学習をより効率的かつ効果的なものにするべく、教育方法をデザインしています。英作文やスピーチを添削をする傍ら、本を書いたり、学習ツールを作成したりしています。