上級表現を目指す英語資格受験者さんへ
以前書いた書籍「論理的思考力を鍛える英作文の教科書」は、英検3級から準1級レベル向けの英作文の書き方を紹介していました。今回はついに1級レベルにフル特化しています!今までの添削、講座、ビデオセッションでお伝えしてきたことすべてを、分かりやすく、1冊にまとめられたと思います。
英検1級レベルの英作文を書くのに、必要最低限でありながらも高度な表現・内容を散りばめた1冊となります。今回の本は、ワークブックではなく、読み物です。読書が好きな方が楽しめるように、ほとんど文字でページを構成しています。これがあれば英作文の書き方(主に構成、語彙、文法)に関しては大丈夫!という仕上がりのはず!
※今回の新刊は、事業4周年記念に書きました。今回、印刷所に製本をお願いした分が完売しましたら、再販・デジタル書籍化する予定はありませんのでご了承ください。
NEWS
2022-12-11 完売いたしました。ありがとうございました!
30部増刷版のほうは、印刷所に改めて印刷をお願いする都合上、配送日程が異なります。12月下旬~1月上旬を予定しております。ご了承ください。なお購入画面での住所入力はありません。配送先の登録は後日、別のフォームをお送りいたします。
CONTENTS
試験におけるエッセイの基本は、「正確な文法・文章表記」をベースとし、主張の根拠を端的に「断言」することです。研究者であれば研究には終わりがありませんから断言できないことも多いですが、試験受験者は、すでに世の中にある決まりきった理論・すでに起きた事例を提示するだけです。採点者に余計な疑念を持たせないためにも、断定系を使いましょう。
この2つのキーワード、「正確な文法・文章表記」と「断言」に即したポイントを、重要なものからお伝えします。今回は6つの項目に対し、3点ずつ整理しました。
使用する文法表現はなるべくシンプルに、語彙はピンポイントで適切なレベルの語彙が使えることが理想的です。第2章では、わたしが英作文の添削をしているときにオススメしている文章構成方法をご紹介します。
また、英作文で求められている適切な表現を使えば、段落内容の構成観点でミスをすることはほとんどありません。
導入段落の構成方法は決まりきったパターン、「~という人がいる。しかし、わたしは…」など、現状を述べたうえで自分の立場を主張するという2文構成が基本的かと思います。これは知らず知らずのうちに「構成から内容を考えて書いている」状態といえると思います。
しかし理由段落に突入すると、毎回いろいろな文章構造を取り入れてしまい、あまり親しみのないジャンルで問われると、構造がいっきに乱れる方が多いです。特定の分野の知識がないことも1つの原因ですが、確固たる専門家のような知識がなくても、それらしいことを書いてまとめるのがエッセイ課題です。そのために、理由段落もパターン化します!
ここからは、演習です!第3章で確認した段落構成の考え方をもとに、10種類のトピックで実践していきましょう。しろくまスタディセッションでは、年に3回くらいのペースで新しいトピックを作成しています。今年はついに、200トピックを超えました。これまで作ってきたトピックのなかから、特に重要だと感じるもの10題を選びました!
また、例として、YES/NO両方の立場から英作文しました。各トピックで、YES⇨NOの順番に述べています。ページの構成は、上から順に、トピック+立場、ロジックテーブル、英作文となっています。ロジックテーブルと英文のなかで、覚えて欲しいキーワード(特に使いまわしの効くもの)は太字、論理マーカーは紫色になっています。
本書には、別紙で付録がついてきます。B4版二つ折りの語彙リストです。表面は、「上位互換一覧表」です。実際に英作文を書いたあとに、見直しのために活用していただけるように、よく添削するうえで上位互換している語彙をまとめました。
裏面は、「論理構造を整えるための表現 A to Z」です。こちらは、書籍のなかで散りばめた「英作文に使ってほしい語彙」をアルファベット順でまとめたものです。このリストは、英作文を書くときのチートシートや、一行英作文の目当て単語リストとしてお使いください!
BOOK INFO
- サイズ:A5版
- ページ数:130ページ
- 別紙で語彙リストシートつき(B4二つ折り)
- 価格:2,800円(送料込)
- 販売数:70冊/30部増刷します!
- 発送予定:2022年12月9日
- ※お支払い後の予約取り消しはできません。
- ※30部増刷版のほうは、印刷所に改めて印刷をお願いする都合上、配送日程が異なります。12月下旬~1月上旬を予定しております。ご了承ください。