Chapter 1-1 そもそも英語や作文に抵抗感があるのに…英作文をする意義をチェック!

FREQUENTLY ASKED QUESTION

そもそも日本語での作文が苦手です!英作文になったら、英単語も文法も正しく書ける自信がないし、時間がかかりそうだし、英作文についやす時間があるなら読解を多く解いたり、リスニングをやったりしたいです!どうせ将来英語なんて使わないし、いったいどんな意味があるっていうんですか?

生徒たちの「英作文への抵抗感」はこのようなことばとなって現れていました。もしかしたらこの本を手にしたあなたも抱えている不安な気持ちにお答えしたいと思います。

□ そもそも日本語での作文が苦手です!

本書では、文章にしていく段階の前に、日本語で短いメモを作ることから始めます。日本語の作文の練習をするのと同じことですから、一石二鳥ですね! また、トピックは「あなた自身のこと」を尋ねるものから始まり、徐々に自分から社会へと視野を広げていく構成です。少しずつ必要なものを集めながら階段を登っていくイメージで取り組んでみてください。

□ 英単語や文法が正しく書ける自信がないです!

100%完璧な文章をはじめから目指す必要はありません。最初は細かいルールを無視して、覚えている中学1~2年生の単語と、本書に散りばめられている単語や表現をどんどん使って書けばOK! 各トピックには覚えると便利なキーワードやフレーズを使った演習問題がついています。取り組む&間違える&直すことで英語を使って表現する力が向上できる構成になっています!

□ 読解やリスニングに時間を使ったほうが、意味がありそうです!

英作文の作り方を学ぶこと、考える力を伸ばすことは、最終的には読解力・リスニング力の向上に結びつきます。「自分で書けるものは読めるし、聴ける」と言われています。書く能力が上がっていけば、読み聴きをしながら、構成をきちんと理解し、その先の展開を予想する力も養われるようになるからです。話す力に関しては口を動かす練習も必要ですが、書く力というのは、他の技能において欠かせない頑丈な土台作りになるんですね!

コヤマ ケイコ

Shirokuma Study Session
English Learning Designer

しろくまスタディセッション代表。英語教育・学習マネジメントがテーマの個人事業主です。英語の学習をより効率的かつ効果的なものにするべく、教育方法をデザインしています。英作文やスピーチを添削をする傍ら、本を書いたり、学習ツールを作成したりしています。