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Chapter 2-5「例示」を示す論理展開をトレーニング!

「例示」とは文字通り「具体例を示すこと」です。どんなものが具体例と言えるでしょうか? たとえばあなたが外国人の友だちに日本食をおすすめするとき、「煮物がおすすめだよ!」と言います。友だちは気になって検索してくれました! でも色々な種類があって、どれをおすすめされたのかイマイチよく分からないままです……。オススメするとき、具体的に「肉じゃが」や「ひじきの煮浸し」などの料理名を伝えられたらよかったですよね!

この単元では、まず、ざっくりとしたことばを具体例に落とし込む練習を行っていきます。その後に具体例を示すフレーズをいくつか練習していきましょう。

1. マインドマップを作ろう!

先にフレーズを覚えたところで、具体例を思い浮かべる発想の柔軟性がないと、英作文が難しいままになってしまいますね。まずは、例示しやすくなるように色々な「マインドマップ」を作成します。マップといっても今回は、1つ名詞に対して、3つの名詞を思いついてもらうだけです!

すでにChapter 1のp10で行いましたね。Chapter1では利点と欠点を考えましたが、今回は「Aというグループのなかに、なにがあるか」を描いていきます。煮物の例でいくと「煮物というグループのなかには、肉じゃが・ひじきの煮物がある」と言えますね。具体例として作文に書くのは1グループにつき2つでOKです。3つ考えるのは英語表現が作れない時の予備として!

注意しておきたいのは試験などでは、日本語の表現をローマ字で書くときは、かならず英語で説明をしなければいけません。シンプルに「nikujaga and hijiki」とはできないんですね。そのため、よほどのことがない限りは、日本語表現を使わなくて済む名詞を英作文で使うようにしましょう。もちろん、すでに国際的に認知度の高い「kimono」や「sumo」などの表現は使って大丈夫です。

では具体例のグループ例を1つ提示します。

例を見てください。一番左がお題です。真ん中の列は浮かんだ名詞を日本語で書いています。右の列はそれを英訳しました。辞書を使ってOKですので埋めてみてください。このとき、数えられる名詞は「複数形」、数えられない名詞は「そのまま」書いてください。

※数えられない名詞には「液体」(水)「気体」(空気)「粒」(砂糖)「カタマリ」(パン・肉・髪の毛)「概念」(情報・アドバイス・知識)「感情」(うれしさ・かなしさ)「集合名詞」(家具・宝石・お金・警察)の7グループがあります。総称とはその中に色々なものが含まれるものです。家具であれば、その中に机や椅子があります。英語では机や椅子は数えるけど、家具はそれらを一括りにしている1つの集合体と考えているんですね。

では次は問題演習です。自分が実際に英語で書けそうな名詞から選んでいくようにしましょう。

EXERCISE

国名・地名は必ず大文字から始めてくださいね。

飲み物などの液体は、「数えられない名詞」なので複数形にはしません。

世界に1つしかないものには、特定可能のサインである「the」をつけます。

形容詞ではなく、名詞を書いてくださいね。「美しい」は形容詞、「美しさ」が名詞ですよ!

動作を表す表現を書きたければ、動名詞(動詞+ing)を使いましょう。動名詞は名詞の仲間です。

ANSWER

では答えの一例を見ていきましょう。必ずしも同じでなくてOKです。

みなさんとアイディアが被らないように、少し、一捻りした名詞を書いてみました!同じものはありましたか?もし書いた単語が名詞かどうか不安なときは、辞書で調べてみてくださいね。品詞への理解は、文章を書くうえでとても重要です!品詞を間違えると、せっかく書いた文章の構造が正しく読み取れなくなってしまうからです。

2. 具体例を挙げるためのフレーズを覚えよう!

今度はさきほど考えた具体例を文章に落とし込むためのフレーズを学びます。

まずは、“Kyoto has a lot of places to see.”(京都には観るべき場所がたくさんあります)という文章《主文》の後ろに続ける表現という前提で進めていきます。

パターン1 独立した文章を作る

“Kyoto has a lot of places to see”とは別に、もう1文作る方法をご紹介します。

下の表は、左側のフレーズと、右側のフレーズをくっつけて使うということを表しています。どの組み合わせになっても意味は同じで、「たとえば、AやBがあります」となります。4パターンの組み合わせを作ることができますね。ここでのweは日本人としての「私たち」を表します。新しい文章を作っていますので、必ず大文字から始めてくださいね。

この表現を使って、主文と具体例の文を合体すると、
“Kyoto has a lot of places to see. For example, we have old temples and a national museum.”
(京都には見るべきところがたくさんある。例えば、古いお寺や国立美術館などがある。)
となります。2つの文を使って「例示」の文章が完成します。

パターン2 すでにある文章の文末につける

こでいうすでにある文章とは “Kyoto has a lot of places to see” のことです。主文と言いますね。この文章の後ろに「AやBのような」という意味を表す「副詞」のカタマリを作っていきましょう。新しい文章を作るわけではないので、必ず小文字で始めてくださいね。

主文と合体すると、
”Kyoto has a lot of places to see such as old temples and a national museum.”
京都には、古いお寺や国立美術館など、見るべきところがたくさんある。

という、1文で表せることができます。どちらのパターンを使うかは、お好みです。このパターンだと1文が長くなってわかりにくいと感じるなら、「For example, ~」の独立した文章を使うといいですね。

EXERCISE

さきほど作った具体例のマインドマップを使って、文章を作っていきましょう。ページを行き来するのが面倒な方は、もちろん新しくアイディアを捻り出すのでOKです! 名詞の表現が正しいかどうかは深く気にせず、とにかく書いて「例示」の形を覚えていきましょう。

次のExampleを見てください。主文に対して自分の考える具体例をパターン1、パターン2の形にのっとって続けています。取り組むときは全文をノートに書いてくださいね。

Example: 本を読む手段
主文 Nowadays we have a variety of tools to read books.
こんにち、私たちは本を読むためのさまざまな手段を持っている。

パターン1:
Nowadays we have a variety of tools to read books. For example, there are smartphones and special devices.

パターン2:
Nowadays we have a variety of tools to read books such as smartphones and special devices.

こんなかんじで、具体化するための文章を作っていきましょう。主文はこちらで用意しますので、具体例のほうだけ作成してください!以下が主文です。「主文とは別に、独立した文章を作る」または「主文のあとに続ける」形で、具体例の名詞を提示してくださいね。

ANSWER

これらはあくまでも一例ですから、まったく同じじゃなくて大丈夫ですからね!For exampleやsuch asの表現をうまく使えることができていれば、それでOKです!うまくできていれば、この単元はこれで終わりです。おつかれさまでした!

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